2010/03/31
17年間スタジオ・アルバムをリリースしていなかったSTEVE MILLERが、今年と来年にブルースとR&Bのカバー・アルバムを2枚立て続けにリリースし、長い空白期間にピリオドを打つことがわかった。
まず第1弾となるのは『BINGO!』というタイトルのアルバムで、ROADRUNNER/LOUD & PROUD RECORDSと提携しているMILLER自身のレーベルSPACE COWBOY RECORDSからの初アルバムとして6/15にリリースされる。この作品にはB.B. KINGの「ROCK ME BABY」、LOWELL FULSOMの「TRAMP」、JIMMIE REEDの「YOU GOT ME DIZZY」、そしてJIMMIE VAUGHANの3作品など多彩なカバー曲が収録される。そして来年の春には、もう1枚のアルバムを続けてリリースする計画とのことだ。
MILLERはBillboard.comの取材に際して、「これはパーティー・アルバムだ。立ち上がってダンスをしたくなるような作品で、大学時代の“学生同好会”でよく演奏していた時の感覚にそっくりだよ。選んだのは僕が心から愛する楽曲ばかりで、このアルバムを永遠に残る作品にしたいと考えた。最初は何となく作り始めたけれど、制作を進めるうちに本気モードになったね」とコメントしている。
今回の『BINGO!』と来年リリースする続編の制作は、カリフォルニア州北部にある映画プロデューサーGEORGE LUCASが所有するSKYWALKER RANCHで、ANDY JOHNSを共同プロデューサーに迎えて2008年にスタートした。2人はMILLERの直近のコンサートDVD『LIVE FROM CHICAGO』の制作も共同で手掛けており、その際にJOHNSがMILLERに向かって「君とぜひギター・アルバムを作ってみたいな」と言ったという。それに対してMILLERは「僕はいつだってその準備はできてるよ」と返答し、すぐさまSKYWALKER RANCHにこもって42曲を作り上げる結果となったのだそうだ。
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